小児科 すこやかアレルギークリニック

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翌日から始まる
2012年01月27日 更新

開業医は、病院よりも敷居が低いのが特徴です。

改善が思わしくなければ、「やっぱり総合病院じゃないとダメだ」と思うかもしれませんが、まずは個人医院で診てもらってと考える方は多いと思います。

病気は、軽症が多いため、開業医は患者さんでごった返すことになります。勤務医時代は午前中の外来で30人くらい診ることもあり、それ以下のこともありました。今は午前も午後も診療で、その何倍もの患者さんを診なければなりません。当然、疲労感はこと外来診療に関しては、今の方が上回っています。

そんな状況ではありますが、県内にはアレルギーの分野、特に食物アレルギーで正しい診療を受けられずに困っている患者さんが多いため、啓発のための院外活動に力を入れています。

先日も、私の診ている患者さんがアナフィラキシーを起こし、市外の患者さんだったのでその地域の病院に救急搬送されました。お母さんも一生懸命の方なのですが、「子どもに申し訳ない」と悔やんでいらっしゃいます。

よく分かっている人でも、油断というかちょっとしたことが引き金になって、アナフィラキシーを起こすことがあります。それはいつ起こるか分からない訳です。となると、「備えあれば憂いなし」と言われるように、備えておくしかないということになります。

最近力を入れているのは、エピペンの使い方を広めることです。それは私が推奨しているのではなく、文部科学省、厚生労働省が勧めていることです。私は新潟県の人間なので、目線は常に「新潟県」に向いているつもりです。目標は、新潟県の全ての保育園、幼稚園、学校にエピペンの知識を広めることです。

水曜に、某市のエピペンを預かってもらっている園に出向き、園の先生方にアナフィラキシー時の対処法をエピペンの話を中心にしてきました。実は、来週も某市に出かけるのですが、今度は市内の園、学校、その他大勢の方々が参加して下さるようです。

この水曜の勉強会の時に感じた印象としては、園の先生方は行政の指導もあり、エピペンは使用することが前提になっている感じでした。それはそうなのですが、私の話に対して質問はほとんどなく、エピペンの練習用のキットを持ってきてもらうために同行したメーカーの方の方に質問が集中していました。

それを踏まえると、来週の話は同じ話をすればいいのではなく、内容を少し変える必要があると考えました。確かに園児がアナフィラキシーを起こしたので、幼児の起こしやすいアレルゲンや特徴を話せばいいのですが、今度は小学校、中学校も含まれるでしょうから、アレルゲンは異なるし、食物依存性運動誘発アナフィラキシー、口腔アレルギー症候群なども見られるでしょう。

最初は、この水曜のスライドをちょっと修正すればいいかなと思っていたのですが、冷静に考えると、それでは場に合っていないと感じますので、スライドを作り直しているところです。参加者が100人を超えると聞いていますので、エピペンや食物アレルギーの啓発を考えている私にとっては「渡りに舟」といった感じです。

水曜日に大雪の中、出掛けてきて、もう翌日から次のことを考えて準備を始めなければなりません。なかなか“手抜き”ができないのですが(汗)、そんなことを考えては聞き手に伝わってしまうでしょうし、逆に誠実に伝えたいと思えば、より理解が深まると思っていますので、頑張らなければならないと思っています。